チャンク化で記憶力アップPART1
勉強しているときに覚えようと
するのに時間が掛かってしまう
という悩みはありませんか?
今回はより早くたくさん記憶
できる方法を紹介します。この
方法を使えば間違いなく
効率よく勉強できます。
今回の勉強法をマスターすると、
情報の処理スピードが異常に
速くなります。その結果、
例えば、数学の文章題を見た
瞬間、解法を思いつく前に
正答の当たりが分かるという
状態にまでなれるのです。
かたまりに分けて記憶する
今回紹介するテクニックは、
「チャンク化」です。
耳慣れない言葉かも
しれませんが、チャンクとは
「意味のあるかたまり」のこと。
バラバラの情報を何らかの
法則にもとずいてグループに
まとめ、頭に残りやすくした
状態を指します。
たとえば、家計簿をつける
ときには、「収入」と「支出」の
2つを記録に残しておけば、
それなりに役には立つでしょう。
しかし、ここで「支出」をさらに
「食費」、「家賃」、「通信費」などと、
要素ごとに分類してみます。
「支出」を3要素のかたまり
として理解することにより、
脳への定着度はぐっと
高まります。
そして、自分がどんな分野で
浪費しているのかがすぐに
理解でき、支出全体を管理
しやすくなるのです。
もう1つ、「電話番号」を覚える
場面を考えてみましょう。
「090〇〇〇〇△△△△」
といったランダムな番号を
記憶するのはかなり難しい
作業ですが、
「090-〇〇〇〇ー△△△△」
のようにハイフンをはさむと、
急に覚えやすくなります。
最初はバラバラにしか
見えなかった数字の列が、
ハイフンでいったん分類され、
それら3つの要素を1つの
かたまり(チャンク)として
覚えることで脳への負担が
減るのです。
このように、チャンク化は
私たちの記憶行為を助けて
くれます。これといった
区切りのないデータに
自分なりの「枠組み」を定め、
頭に残りやすくするのが
基本的な使い方です。
かたまりの「ラベル」は
付け替えが可能
たとえば、「運動、食事、瞑想」
の3つを「ダイエット」の
ラベルでくくってもいいですし、
「頭を良くする方法」として
ラベルづけしても構いません。
自分のくくり方によって、
チャンク化のパターンは
無限に存在するという
訳です。
このようなチャンクが大量に
頭に刻み込まれると、情報の
処理スピードが異常に
速くなります。
日常的にいろんなチャンク化
をしていると、1つの質問に
対して大量の情報が頭に
浮かぶのです。
チャンク化を用いた勉強法
の例を紹介します。
「artificial(人工的な)」と
「dizaster(災害)」を別々に
覚えるのではなく、
「artificial dizaster」のように
ワンフレーズで覚える
数学の定理や公式は、その証明や
解放とセットで覚える
歴史の人物を覚えるために、
藤原氏、源氏、足利氏、信長などを
「時の権力者」として
グルーピングする。
これらは、すべてチャンク化の
基本的な例です。いずれも複数の
情報を自分なりのルールや
法則でまとめあげることで、
バラバラに覚えるよりも確実に
記憶の定着率がアップします。
「チャンク化」で天才の直感力が
身につく
「チャンク化」は根気がいる
作業です。
頭の中で複数の知識を
つなぎ合わせ、それを自在に
引き出さないといけないの
だから当然でしょう。
したがって、「チャンク化」を
身につけるには、大量の反復練習
がぜんていになります。
ここまでに紹介してきた
「クイズ化」「分散学習」
「インターリービング」などの
テクニックを使いながら、
複数のチャンクを頭に
叩き込んでいくのが
基本中の基本です。
時間はかかりますが、学習の
量と質を高めていくうちに
チャンク化のコツが
つかめてきます。
いったんチャンク化が起きれば、
そのメリットは計り知れません。
記憶の定着が良くなるのは、
もちろんですが、何よりも
大きいメリットは「直感」が
働き出す点です。
数学の文章題を見た瞬間、解法を
思いつく前に正答の当たりが
つく
英文を流し読みしただけで、
選択問題の答えが分かって
しまう
チャンク化のレベルが深い
人ほど、はた目には天才としか
思えない能力を発揮する
傾向があります。
普通なら「A、B、C、D」の順に
論理を追わねばならない
ところを、脳内で情報が
圧縮されているおかげで、
論理展開が一瞬で理解できて、
「A、D」のように一足飛びで
正解にたどり着けるからです。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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