現代文で点が取れない人の共通点
現代文で点数が取れない、どう
勉強すればいいのか分からない
という高校生も多いと思います。
そこで、今回は現代文の勉強法に
ついて紹介していきます。
テストで点を取るために
具体的にどう勉強するのか
まず、定期テストでいい点を
取ろうとするなら、その時に
扱っている作品をしっかりと
自分の頭で読むことが一般的な
方法です。その際、「先生が言って
いたことはどういうことだろう?」
と思いながら教科書をじっくり
読む、作品中の語彙や修辞など
基礎的な内容を押さえることが
最初にやるべきことです。学校に
よっては準拠する問題集や先生
からのプリントがあると思い
ます。いずれにせよ、1つ1つの
単元を大切にすることが定期
テストの成績向上に繋がります。
模試や入試の成績を上げるには
何をすればいいのか
現代文は、定期テストの点数と
模試の点数がリンクしにくい
科目です。模試や入試でも
問われているのは「長い文章を
正確に読み取る力」と「文章を
基に自分で思考する力」ですが、
どんな問題が出ても対応
できなければなりません。
そのためには、数多くの文章を
読んでおくことが大切です。
現代文はこれまでの読書経験が
物を言う科目です。
日頃の読書が必要
じっくり読んで、自分の中に
内容を取り込んできた本の
多さと思考パターンの多さは
比例しますから、普段から読んで
いる人は当然強いです。読書に
慣れてくると、読むスピードや
個々の単語に気をつける注意力
が上がってきます。
慣れる前よりも安定した読みが
できるようになるのです。その
うえで、受験のために短期間で
点数を上げたいのであれば、
ある程度の問題数を集中して
こなす努力が必要です。
模試や入試の問題を解く上で
気をつけるべきこと
現代文の読解問題は「ミステリー」
と考えるべきです。現代文は、本格
ミステリーと同じで、必要な
手掛かりは全て提示されている。
例えば、作品自体は100ページ
あるけど、問題にはたった3
ページしか使われてないと
しましょう。限られた範囲からの
出題なので、解答に必要な要件や
裏付けはその3ページの中に
全て書かれています。つまり、
問題はその3ページに示された
根拠だけを頼りに解かなくては
なりません。
たとえ、その作品全体の結末を
知っていたとしても、問題文中に
書かれていなければ、そこを
根拠にすることはできないの
です。従って、現代文の読解問題は、
問題文に書かれてある以外の
場所を勝手に補完しては
ならないという1種の「パズル
ミステリー」のようなものです。
登場人物の気持ちはわからない?
加えて、入試問題で求められる
のは、問題になっている範囲
だけを見て、「最も確からしさ
がある推論」を組み立てる思考力
です。例えば「このときの登場
人物の気持ちを述べよ」という
問題があるとしましょう。すると
「登場人物の気持ちなんて
はっきり書いてない。厳密には
分からないじゃないか」という
人がいる。
しかし、問題を解く上で必要に
なる気持ちを象徴している
表現や、気持ちを推察できる
ような手掛かりは問題文に必ず
あります。それを拾って根拠に
しながら、思考で解答を組み
立てる。自分の経験からくる
予測に頼って読もうとすると、
答えがズレやすくなるのです。
高校の国語の教科書は種類が
多く、教科書によって扱って
いる題材は違います。裏を返すと、
現代文では教科書の暗記は
求められていないということに
なります。現代文の学びの
ゴールは「思考力」をつける
ことにあります。そのために
学校の授業では多くの作品を
精読し、それぞれの作品が語って
いることや描かれていることを
自分の中に取り込んで考える
基盤にしていくのです。
なぜ、現代文を学ぶのか
現代文の学びは思考力に直結
します。そのため、現代文ができる
かどうかは、「全科目の成績」に
つながってきます。高校生の
皆さんは、学校の授業以外でも
様々なモノに触れながら自分
自身の言語を磨いています。
皆さんは常に現代文の勉強を
しているのです。学校の授業で
現代文を学ぶことは、その一部に
過ぎません。今社会では、「自分で
考えられる人」や「計画を立てて、
それを実行できる人」が必要と
されています。現代文を学ぶ
ことは、そうした人を目指す
ための基礎力作りにもなります。
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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