高3生、浪人生が春にやるべきこと
①志望校を絞る
志望校は検討しましたか?
目標が決まらないと、
モチベーションが上がらな
かったり、余計な勉強をして
遠回りしたりすることがあり
ます。最初から1つに決める
必要はないですが、必ず志望校を
検討して絞る作業はしましょう。
②入試形式を把握する
志望校が絞れたら、次は入試
形式の把握です。特に私立を(滑り
止めも含めて)受験する場合は
入試のシステムが複雑なので、
以下を参考に入試ごとの特徴を
把握しましょう。
・一般入試(一般選抜)
私立:個別試験1回(2科目~
4科目)判定
国公立:共通テスト+個別試験の
合計で判定
・学校推薦型選抜(指定校推薦)
高校ごとに枠が決まっている
内申と生活態度などから高校
内で審査→大学ごとの面接など
・総合型選抜
(自己推薦・一般公募)
調査書(内申など)、小論文・面接、
学力試験の3セットで判定
判定基準が不明瞭なことも。
倍率が高いことが多い。
学校推薦入試&総合選抜型
入試の注意点
早く合否が出ますし、学力試験に
ついても個別試験がなかったり
易しかったり、という意味で
「楽」な入試と勘違いしがち。
実は倍率が高かったり、審査
基準が不明瞭だったりするので、
合否の予想が事前に立てにくく、
落ちたときに備えて一般入試の
勉強も並行して進めていく
必要があります。合否が決まる
までは他の人の倍は頑張るもの
だと思っておきましょう。
共通テスト利用入試
私立大の入試。国公立の滑り
止めとして利用される。かなりの
高得点が必要なことが多い。
共通テスト利用は偏差値の
高めの大学を目指している
受験生が、滑り止めとして利用
するもの。たとえば東大受験生が
します。東大に合格する人でも
共通テスト利用だと早慶に
落ちることもあります。
共通テスト併用入試
私立大の入試だが、「国公立の
一般入試」と同じような「共通
テストの点数+個別試験の点数」
で合否の判定。
英語外部検定利用入試
英検やGTECやTEAPなどの
スコアを用いて合否を判定。
スコアの使い方は大学・学部に
よって様々なので調査必須。
③年間計画を作る
事前準備
志望校について調べる
現段階で第一志望に設定して
いる志望校について詳しく
調べていきましょう。調べる
べきことは次の4つ。
・入試方式
・必要な科目&配点
・合格最低点
・出題の傾向
パスナビというサイトで前半
3つを調べることができます。
入試方式によっては英語や
数学のような科目だけでなく
「志望理由書」や「面接」
「小論文」の対策が必要になる
こともあるので要注意です。
配点にも注意しましょう。合格
最低点を見ると6割くらいで
受かる大学や8割くらい
取らないと受からない大学も
あることが分かります。出題
傾向に関しては過去問を
チェックするしかありません。
英語であれば、リスニングは
あるか、作文はあるか、長文は
どれくらいの語数か、など。
過去問を購入すれば書いて
ありますし、「○○大 過去問 傾向」
のようにググって出てくる
情報と、過去問を照らし合わせ
れば把握できます。
現状の学力を把握する
模試や定期テストで現状の
学力を確認しておきましょう。
自信を持って「○○は大丈夫」と
言い切れないものは、勉強し直す
くらいの気合も大事です。
目標点数を決める
目標点数は入試方式別に
決まっている科目ごとの配点を
元に考えます。このときに合格
最低点を参考に「英語は7割、
数学は5割…」という風に考えて
いきます。英語と国語に関しては、
その中でもリスニング何割…
古文で何割…と少し丁寧に
考えておくことをオススメ
します。もちろん共通テストで
何割、個別試験で何割というのも
大事です。合格最低点+1割から
2割くらいを目標にしておくと
本番で多少失敗しても合格
しやすいでしょう。この段階では
あなた自身の得意不得意の
感覚も考慮して大雑把なもので
大丈夫です。
必要な学力レベル・勉強量を
把握する
最後にその目標点に達する
ために必要な学力を調べて
おきましょう。「○○大 英語
7割 参考書」などのように
ググってみるといいでしょう。
もちろん勉強を始めたばかり
では、各参考書がどれくらい
難しいのかなどは分からない
ことが普通なので、1つの情報源
だけを信用せずできるだけ
多くの情報源を調べた上で、
必要な教材を軽くまとめて
おきましょう。